職場での人間関係に悩まれている方へ

 

「ちかごろ、自信が無い」

「自分は実力が無いと思う」

「出社するのが怖い」

こんな思いを抱いている方の中で、職場で「モラルハラスメント」を受けている人が多く見受けられます。「モラルハラスメント」いわゆる「モラハラ」は、日常に潜んでいます。「自分が悪い」と頭からきめつけて悩む前に、「『モラハラ』ではないか?」とチェックしてみましょう。「モラハラ」は、上司からとは限りません。同僚や、部下から「モラハラ」を受けることも珍しくないのです。

 

上司からの言葉も、部下を伸ばす「指導」なのか、

部下の人間性を損ない、やる気を失わせ、追い詰める「モラハラ」なのか、

しっかりみきわめましょう。

 

Aさんは30代男性で、入社以来上司から信頼され、良い仕事をしてきました。しかし、最近になって顔色も悪く、体調も悪く、ミスも目立ち、心療内科を受診したら、「軽いうつ」と診断されました。Aさんは仕事に自信を失い、転職を考えています。この「うつ」の影に「モラハラ」があったのです。新たにAさんの上司になったBさんは、他の人にはとても気さくで親切な上司です。でも、ことあるごとにAさんを厳しくチェックし、できていないところをあからさまに指摘します。しまいには、Aさんをデスクに呼んでは、長々と注意をします。その注意の仕方も、今後の糧になるようなアドバイスではなく、「まいったなあ」「これでいいと思っているの?」「君にはがっかりしたよ」「君ではなくて○○さんに仕事を任せるべきだったなあ」「今までこれでよくやって来られたね」などと、出口のない攻め方をします。

いままでとても良い評価を得てきたAさんにとって、衝撃でもあり、予想外のことでもありました。衝撃を受けて立ち直れないうちに、また注意されるので、逆にミスも目立ち、仕事に立ち向かう気力がすっかりなくなってしまったのです。Aさんは、これがいわゆる「モラハラ」であることは知りませんでした。本当に自分ができないと思ってしまい、胃潰瘍まで発症していたのです。そのときAさんは、「国際メンタル・フィットネス研究所」のストレス・ケア相談にきました。「モラハラ」を指摘されたAさんは、まずは本を読んでみました。すると、ことばのひとつひとつが、全て本に書かれていたものと上司のものとが一致するのです。そこでAさんは、カウンセラーから教えられた「モラハラ」対応策を講じ、無事上司と決別したのです。

Bさんは、40代女性です。比較的結婚が遅かったBさんは、こどもが授からなかったので、共働きです。こどものことは、少しはがっかりしましたが、夫婦二人にそれぞれ収入があって、余裕のある生活は、それなりに楽しく、悩むこともなく精力的に仕事をしていました。そんなある日、20代のCさんが配属されてきました。とても頭の回転が速く、気がきくので、「この子を伸ばしてあげよう」とやる気を感じていました。はじめCさんは、一生懸命仕事に打ち込んでいるように見えました。しかしBさんは、ひと月くらいたつと、何かおかしいと思い始めました。あまり仕事がうまく回っておらず、部下の人間関係がぎくしゃくしているようなのです。Cさんは、「Dさんから嫌がらせされている」と悩みを訴えてきました。

真に迫る言葉に、Bさんは心を痛め、「Dさんがそんな人には見えなかったが…」と一抹の疑問が頭をよぎりましたが、Cさんをかばうようにしました。ところがCさんは、自分が嫌がらせされていると訴える人が次々と変わるうえ、どうも他の部員には、Bさんがその人の悪口を言っているように話を創作しているようなのです。「おかしい?」と思い始めたころ、Cさんの矛先はBさんに向くようになりました。Bさんの仕事ぶりを、遠まわしに批判したり、挨拶してもさりげなく無視したり、Bさんが話しているとニヤニヤして、意味ありげにそばにいる人に目配せしたりします。そして頻繁に赤ちゃんのことを話題にします。聞いている人は、何気ない会話に見えますが、Bさんにとっては、まるでBさんに子供がいないことを、事あるごとにつついてくるように感じるのです。

Bさんは、いままで全く悩んでいなかったことが、急に気になりだしました。自分の人生は意味が無かったのか、子供を持ったことのない自分が、部下を育てることなどはできないのではなか、など、考えが堂々巡りします。何が原因か分からないまま、職場に行くと急に息が苦しくなるような気がします。心療内科を受診すると、ストレスが原因のパニック障害と診断されました。すこし仕事量を減らすようにアドバイスされましたが、今まで全く支障が無かったのに、なぜこうなったのか納得がいきません。そこで、Bさんは「国際メンタル・フィットネス研究所」のストレス・ケア相談をうけました。そこで、部下からの「モラハラ」がストレスの原因であることを指摘されたのです。カウンセラーから、「モラハラ対策」を教えられ、実行に移しました。まだCさんは問題を起こし続けていますが、もうBさん自身が、Cさんによる「Bさんの自信を失わせようとする行為」に動じなくなったので、職場の秩序が元に戻りつつあります。

このように、ストレス性疾患や「うつ」を発症する原因が、「モラハラ」であるケースは看過できないほど多いように見受けられます。「モラハラ」をする「ハラッサー」のやり方は、とても巧妙で、何気ない会話に見せかけながら、相手の自信を根こそぎ奪うようなことを、繰り返してきます。ですので、被害にあっている方は、それが相手の問題であることに気づかず、どんどん自信を失ってしまうのです。

悩みが深くなって、脱出困難になる前に、とにかく専門家のところで状態の分析をしてもらいましょう。「モラハラ」の被害を最小限にとどめるには、早急な対策が必要なのです。初期なら、回復も早いのです。体の病気と同じです。もし被害にあっているのでは、とおもわれる友人がいたら、やはり「国際メンタル・フィットネス研究所」の「ストレス・ケア相談」と「トラウマ解放カウンセリング」を受けるように勧めてあげましょう。